●動物の愛護及び管理に関する法律

 

 

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オーストラリアの友人が日本に里帰りした折に、犬の話で盛り上がりました。
その時に聞いた話が非常に印象的で、すべてが本当かどうかはわかりませんが、
犬に対する愛護の法律が日本とは根底から違うものでした。例えば、鎖で犬をつなぐ
時に最低何メートルの長さでなければならない、とかケージに入れる場合は、最低
これだけの広さがなければならないとか、国土の大きさの違いもありますので、
単純に比較はできませんが、犬に対する「こころ」の違いには大きな開きがあるように
感じたしだいです。

昭和四十八年に「動物の愛護及び管理に関する法律」が出来て以来、幾度かの
改正をしながら現在に至っていますが、人間と動物との授けられた生の違いが
あまり明らかにされることなく、愛玩動物としての位置づけしかされていないような
昨今です。もともと、動物である人間とそれ以外の動物との関係が、法律によらなけらば
コントロールできないこと自体が人間の無能さを表すものではありますが、立場を変えて
体験することもできない現世では、止むをえないことなのかも知れません。

人間を除く動物の世界では、法律に依存せずに、それぞれの動物的なモラルに基づいて
一定の調和が長くはかられています。食の連鎖以外に、ただ殺して放置するような行為は
まず見られないと思います。

地球上に、さまざまな形で生命は誕生してきます。人間に生まれたり、犬に生まれたり、
猫に生まれたり、鳥に生まれたりと、そこには自ずと強者と弱者の相対的な関係が
生じてきます。たまたま強者の人間として生まれてきたものが、弱者の犬や猫を
虐待したり好き勝手にした場合は、もしかしたら死後の生まれ変わりは、犬や猫となって
今度は虐待されることの非道さを味合うのかも知れません。

その時に、初めて強者である人間がこの世でなすべきことが見えてくるのかも
知れません。私たちは、できれば、このような法律に頼ることなく、動物との共生が
「生命に対する敬意と感謝のこころ」をもって、永続されるように心がけねばならないと
思います。

動物は人間のこころの癒しなどではありません。そのために生まれて来た訳でも
ありません。「動物の愛護及び管理に関する法律」を読んでみても、十分なものとは
ほど遠い代物です。人間同様、基本的な生きる権利がより認められて、強者弱者の
違いはありますが、より対等な生き物として接することができればと思います。

 

 

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